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近年はWordpressなどのCMSや、質問に答えていくことでWEBサイトが作成できるジンドゥー 、無料でWEBショップを作成できるBASE など、WEB制作に必要な知識がなくとも簡単にサイトが作成できるツールやサービスが増えてきました。
今回は、ご自身で作成する場合も、制作会社へ依頼する場合にも役立つ、失敗しないWEBサイト作りに必要な情報をまとめました。ご参考になれば幸いです。
WEBサイトを作る前に考えておきたいこと
どんなWEBサイトにしたいか考える
WEBサイトを制作するにあたって、下記のように、どんなことをしたいか考えておく必要があります。
- こんな機能があったらいいな
- このサイトの見た目が好き
- こんな情報を載せたい
- 予算はこのくらい
実現可能か・不可能かは考えずに、まずは思いつく限り何でも希望を出すことをオススメします。
その方が、後で実際に必要な機能などを絞り込んでいく際に、忘れ物がなく、やりたいことが叶うサイト作りにつながります。
どんなことをWEBサイトで行いたいかの例
そもそもWEBサイトで何ができるのかわからない場合は「どんなWEBサイトといわれても…」と考えにくい方も多いと思いますので、いくつか例を下記に記載します。
機能の例としては下記のようなものがあります。
- お知らせやブログなどのコンテンツを自分で配信できるようにしたい
- イベントなどの申し込みをさせたい・できれば決済もさせたい
- WEB上で自社の商品を販売・決済できるようにしたい
- FacebookやTwitterなどSNSへ自動で更新情報を流したい
- 会員機能をつけ、無料会員や有料会員のみ閲覧できるようにしたい
- 複数のスタッフで更新したいが、特定のスタッフは機能に制限をつけたい
- このサイトにある機能を真似したい
見た目やデザイン面の例としては下記のようなものがあります。
- なんとなくよく見てしまうサイトがある
- このサイトのデザインが好み
- 色合いがすき
- サイトに記載されている情報が近い
- このサイトのここの部分が良い
情報の例としては下記のようなものがあります。
- 商品の紹介をしたい
- 実績の紹介をしたい
- スタッフの紹介をしたい
- 採用情報を載せたい
WEBサイトに訪問してくる人に何をさせたいか考える
WEBサイトに訪問してきたユーザーに一番どんなことをさせたいか、あらかじめ絞り込んでおく必要があります。
例えば、
- 仕事の依頼・お問い合わせをさせたい
- お店に実際に来てくれる人を増やしたい
- オンラインで予約させたい
- 求人の申し込みを増やしたい
- オンラインで商品を購入してほしい
など、一番促したい行動によって、WEBサイトの作りや必要な機能が変わってきます。複数ある場合は、優先順位も合わせて考えておくと良いです。
また、サイトを訪れたユーザーが自分の欲しい情報があるかを判断する為に必要な時間は、1秒もかからないといわれています。
その為、ぱっと見ただけでターゲット層が好む見た目にしておく必要がありますので、どんな人に多く来て欲しいかのターゲット層も合わせて考えておく必要があります。
どう運用するか・更新はどうするか
納品されたWEBサイトは、納品後全く触らないということもありますが、多くはお知らせや自社の情報が変わった際など、日々の運営・更新が必要となります。
通常、WEBサイトの更新には、HTMLやCSSなどの専門知識が必要となりますが、そういった専門知識がなくともサイトの更新が可能なCMS(Contents Management System)などを導入することで、簡単にコンテンツの作成が可能となります。
また、WEBサイトの管理・更新する時間がなさそうだという場合は、更新を代行してくれるプランを用意しているWEB制作会社もあります。
弊社ですと、例えばWordやExcelに入力された内容を、WEBサイトで見やすい作りに直して掲載したり、季節毎にバナー画像の作成と更新を行ったりしています。
更新サポートの範囲や費用は、制作会社によって異なりますのでご相談が必要です。
WEB制作会社に依頼する?自分でつくる?
WEBサイトはパソコンやスマートフォンで閲覧するもののため、実物で手元にものが無い分、想像しにくいですが、住宅で考えるとわかりやすくなるかと思います。
レンタルサーバー = 土地
ドメイン(URL) = 住所
WEBサイト = 家
WEBデザイナー = 建築家
WEBエンジニア = 大工
この他、楽天やYahoo!ショッピングなどのショッピングモールの場合は、賃貸マンションといったところになります。
自身でつくる場合
上記の住宅を例に考えると、自身で作る場合はDIYで家をつくることとなります。また、土地(レンタルサーバー)と住所(ドメイン)もご自身での契約が必要となり、それぞれの維持費用が発生します。
費用は比較的低くおさえられ、ご自身の好きなように作成できます。
その一方で、検索などでなかなか上位表示されにくい構造的になっていたり、思った通りに作る為に必要な知識を覚えたりする必要があります。
制作会社がつくる場合
上記の住宅を例に考えると、建設の専門会社が家をつくることとなります。
この場合も、土地(レンタルサーバー)と住所(ドメイン)が必要となりますが、制作会社が得意な土地で提案する場合が多いです。また、維持費用は制作会社が代行して支払い、管理します。
構造やデザイン・機能などを相談しながら、希望を叶えた作りが可能で、専門家の知識に沿ったアドバイスや提案をうけられます。
その一方で、費用がかかります。
どちらが良いの?
WEBサイトでやりたい内容がご自身でできるか・できないかで判断すると良いかと思います。
ジンドゥー やBASEなど直感的にサイトを作成できるツール・サービスでできる範囲で実現できそうという方は、こういったサービスを活用したサイトをご自身で作成いただくと良いかと思います。
上記のツール・サービスで実現できなさそうなサイトを作りたい場合は、一度、制作会社へ相談した方が良いでしょう。
その他、企業サイトとして今後力を入れて情報を発信していきたい場合、検索上位表示対策を考慮した構成や、外せない要素やポイントなどを把握している制作会社に依頼する方が、運営しやすいサイトとなる場合が多いです。
特にお問い合わせやネット決済をさせたいという場合や、社内の複数人で運営していきたい場合など、WEB上のセキュリティーも考慮しなくていけませんので、制作会社へご依頼いただくことをオススメいたします。
WEB制作会社に依頼する場合
どこまで協力できるか
制作会社に依頼したからといって、丸投げでは良いサイトはできません。
ある程度、協力してサイト作りを行う必要があります。
特に、企業・自身だけが持っている特徴や、詳しい業務内容などの専門的なことなどに関する部分の文章などはご自身で作成いただく必要があります。
もし時間的に文章の作成が不可能な場合は、制作会社サイドで作成を行うことができる場合があります。
弊社の場合は、メールまたは対面等にて質問・インタビューをさせていただき文章を作成いたしますので、その分のお時間のみいただいております。
また、ホームページに利用する写真は、フリーで利用できる写真素材を利用することもありますが、通常は撮影を行い独自の写真を利用いたします。
撮影の場合多くは時間や回数に制限がありますので、場合によってはご自身で撮影いただく必要があります。
このほかに、制作の流れの中で、いくつか必ず確認いただく必要があるタイミングや、場合によっては打ち合わせでお時間をいただく必要があります。
完全お任せといった場合でも、構築前のデザインの最終確認・納品前の最終確認などは必要となってきます。
WEB制作会社に依頼した際の流れ
弊社の場合は、おおよそ下記の様な流れでWEB制作を行っております。
- 打ち合わせ
- お見積もり
- ご契約
- サイトに必要なページや各ページのおおよその構成・枠組みの作成
必要情報のご提供や提供依頼(原稿など)・写真撮影 - (通販サイトの場合)決済サービスなど外部サービスの申し込み・審査
- デザインの作成
- WEBサイトの構築
- 最終確認・微調整
- 操作説明・納品
制作会社や作成するWEBサイトによって多少の変更はありますが、おおよそこのような流れで進んでいきます。
制作会社の選びかた
制作会社にも得意・不得意や、できることの範囲などそれぞれの特色があります。それに伴い、どのようなWEBサイトを作りたいかで、それに対応できるスキルを有した会社を選ぶ必要があります。
弊社の場合ですと、
得意:目的達成の為に必要な機能のご提案とそれに沿ったサイト構築、日々のサイト運営がしやすいサイトの構築
不得意:凝った見た目のデザイン(その場合は協力企業へデザイン依頼)
その他:WEB制作だけでなく、サーバー構築やシステム構築のスキルを持ったスタッフが在籍しており、そちらの相談やご依頼対応も可能
…といった特徴があります。
そのほか、今まで目にした制作会社の一例として、下記のような制作会社もあります。
- ある程度決まった型に沿ったサイト制作で、スピード重視
- デザイナーが多く在籍しデザインが得意
- 名刺のような1ページで魅せるサイトが得意
- リース契約のように、初期費用を抑えたサイト制作ができる
- 検索エンジン上位表示の為のコンテンツ作成や広告運営が得意
それぞれの制作会社の特色は、それぞれのホームページや実績である程度確認いただけるかと思います。
また、同じ機能・見た目のサイトでも、制作会社によって制作費用は異なります。
ざっくりと全部作るのに100万円というところもあれば、ここまでは30万でこれは追加機能で5万となりますというように細かく費用を計算しているところなど様々です。分かりやすい料金提示や、その費用になる理由などを説明できるところを選ぶことをオススメいたします。
これらの点から、制作会社を選ぶ際は、手間とはなりますが、複数の会社へお問い合わせ・比較いただくことが良いと思います。
「できます」のクオリティーもそれぞれ異なりますので、実績等を見せてもらえるところをご選択ください。
費用を抑えるコツ
予算はいくらでも!という場合はあまりないかと思います。
限られた予算の中で良いサイトを作るために、覚えておくと役立つかもしれない費用を抑えるコツをご紹介いたします。
- 将来的にあったらいいなの機能は一旦導入せず、サイトの運用をスタートさせる
- 契約前の打ち合わせ・見積もりの段階で決まった内容から変更しない
- ある程度のデザインはおまかせにする
- オンラインでの打ち合わせを行う
- 撮影や原稿など自身で担当する
- 現状サポートが終了している環境(OSやソフト)への対応はしない
1.将来的にあったらいいなの機能は一旦導入せず、サイトの運用をスタートさせる
業務内容の変化やより便利なサービスの出現などで、導入した機能を使わないままサイトをリニューアルするという場合があります。
昨今のWEBサイトの作り上、後から機能を追加するということも比較的容易な為、まずは、必要最低限な機能以外は後回しにして、サイトのリリース・運用をスタートすることをオススメしています。
2.契約前の打ち合わせ・見積もりの段階で決まった内容から変更しない
プロジェクトがスタートしてからの追加要素に関しては、当初の予定にないため、変更したい内容によって追加費用が発生します。
サイトに盛り込む機能に関しては契約時までに、見た目・デザインに関しては、画像から実際のWEBサイトのシステムを構築し始める前までにしっかり打ち合わせの上、内容を確定させた状態で進めることをオススメします。
3.ある程度のデザインはおまかせにする
WEB制作会社は、PC・タブレット・スマートフォンで閲覧しやすい構成やデザインを把握しています。これらに当てはまらない特殊な構成や動作の場合、それらの環境に合わせて制作に必要とする時間が増え、それに伴い費用も増えていきます。そのため、おおよその構成やデザインはお任せしてしまった方が費用を抑えられることが多いです。
また、個人の方でもサイト作成できるサービスジンドゥー ・BASEなどを活用して実現可能と制作会社が判断した場合、ゼロから作成するよりも安価で作成できる場合もあります。
4.オンラインでの打ち合わせを行う
対面での打ち合わせは、出張費などが発生することがあります。
リモートワーク等が増えてきた現在、オンラインでの打ち合わせツールの機能も充実していますので、ある程度オンラインでの打ち合わせに対応できるようにしておくと、余分な費用を削減できます。
5.撮影や原稿など自身で担当する
WEB制作会社やカメラマンに依頼すると、1回いくらのように費用が発生します。また、写真素材サイトの写真を利用する場合は、有料なものを選ぶとその分の費用がかかります。また、原稿も専門的な知識が必要な内容となる部分は、専門知識のあるライターを導入するなど費用が発生します。(ライターの場合はおおよそ1文字あたりいくら)
ある程度、ご自身で用意できるところは用意することで費用を抑えることが可能です。
6.現状サポートが終了している環境(OSやソフト)への対応はしない
2014年にサポートの終了したWindows XPでもサイトを閲覧したいという場合、現在の技術をサポートしていませんので、表示されない部分がでてきます。そちらに合わせてサイト全体の機能を制限するか、その環境で閲覧している人のみに代用した情報を表示させるなどのプログラムの変更が必要となってきます。
そういった現在開発やサポートが終了している環境に対応させる場合は、別途費用が発生する場合があります。
また、WEB制作会社が開発しているわけではないサービス(YoutubeやInstagramなど)を読み込ませている場合、サービス側で対応していない環境であれば制作会社側で表示しないという以外対応できないこともあります。
まとめ
WEBサイトを作る際に考えておきたいことや、WEB制作会社に制作を依頼する場合に必要なことなどをご紹介いたしました。
WEBサイトを通じて、やりたい事を叶えることが一番大切です。
長くなりましたので、その為に必要なポイントのみ下記にまとめておりますので、ご参考になれば幸いです。
失敗しないWEBサイト作りのために準備しておく 4つのポイント
- 欲しい機能・導入したい優先順位を決めておく
- どんなユーザーに来て欲しいかを決めておく
- 訪問してくれたユーザーに何をさせたいかを決めておく
- 自分がどこまでの作業ができるか考えておく
自分でつくる?制作会社に依頼する?
- 自分でつくる = DIY(好きに作れる・安価でつくれる)
- 制作会社に依頼する = 建設会社(専門家が作る・費用がかかる)
どのようなサイトを作りたいかとそれを自身で実現できそうか、どこまで労力を割けるか、使える予算等によって、選択すると良いかと思います。
失敗しないWEBサイト制作会社の選び方 3つのポイント
- 導入したい機能に対応できるスキルがあるか
- 意図や予算にそった提案をしてくれるか
- 制作やサイトの維持に関する費用が明確か
お問い合わせ
ガリレオ アンド ヴィーナス合同会社では、WordpressなどのCMSを使用したサイトなどの構築の他、カート機能のついたECショップなどのWEBサイト制作を行っております。
また、ご自身でサイトを作成をされたい方向けにセミナー等も開催しております。
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